介護現場が“ありがとう”で飛び交う職場にするための朝礼ネタ10選

介護の現場では、日々の忙しさの中でスタッフ同士の感謝やねぎらいの言葉が埋もれてしまいがちです。

 

しかし、「ありがとう」が自然に飛び交う職場は、チームの雰囲気が良くなり、サービスの質にも好影響を与えます。
本コラムでは、介護事業所の朝礼で使える“ありがとう”を引き出すネタを10個ご紹介します。

 

モチベーションアップやチームビルディングに役立つ話題を取り入れて、笑顔と感謝があふれる職場づくりを目指しましょう。

 

 

1. 「昨日のありがとう」を共有する時間をつくる

朝礼の冒頭に「昨日、誰かにありがとうを言いたいことはありますか?」と問いかけるだけで、職場の空気が柔らかくなります。
小さな気づきや助け合いを言葉にすることで、スタッフ同士の信頼関係が深まります。

 

「記録を手伝ってくれて助かりました」「急な訪問に対応してくれてありがとう」など、具体的なエピソードが出ると効果的です。

 

2. 「ありがとうカード」を活用する

スタッフ同士が感謝の気持ちをカードに書いて渡す「ありがとうカード」は、介護現場でも取り入れやすい取り組みです。
朝礼で「昨日もらったカードを紹介します」と共有することで、感謝の輪が広がります。

 

カードは手書きでもデジタルでもOK。掲示板に貼ることで、職場全体の雰囲気づくりにもつながります。

 

3. 「感謝の言葉しりとり」で笑顔を引き出す

ちょっとユニークな朝礼ネタとして、「感謝の言葉しりとり」はおすすめです。

 

「ありがとう」→「うれしい」→「いいね」など、ポジティブな言葉だけでしりとりをつなげていきます。

 

笑いが生まれ、緊張がほぐれることで、朝のスタートが明るくなります。

 

4. 「利用者さんのありがとうエピソード」を共有

現場で利用者さんからいただいた感謝の言葉や笑顔のエピソードを、朝礼で紹介する時間を設けましょう。

「昨日、○○さんが“あなたが来てくれて安心する”と言ってくれました」など、現場のやりがいを再確認する機会になります。

スタッフのモチベーションアップにもつながります。

 

5. 「ありがとうランキング」を月1で発表

月に一度、スタッフ間で「ありがとうが多かった人」を投票形式で選び、朝礼で発表するのも効果的です。

表彰やちょっとしたプレゼントを用意することで、感謝の文化が根付きます。

ランキングはあくまで楽しみながら行うことがポイントです。

 

 

6. 「ありがとうの語源」を紹介する豆知識タイム

「ありがとう」の語源は「有り難し=めったにないこと」から来ているという話を紹介するなど、豆知識を交えると話題が広がります。

言葉の意味を知ることで、感謝の気持ちがより深くなります。

 

 

7. 「ありがとうの多い人の特徴」を考える

「どんな人が“ありがとう”をよく言われるか?」をテーマに、スタッフで意見を出し合う時間を設けると、行動指針が明確になります。

「気配りができる」「笑顔が多い」など、理想のスタッフ像を共有する機会になります。

 

 

8. 「ありがとうの反対語は?」という問いかけ

少し哲学的な問いかけも、朝礼の話題として面白いです。

「ありがとうの反対語って何だと思いますか?」と問いかけることで、感謝の意味を考えるきっかけになります。
「当たり前」「無関心」など、さまざまな意見が出て、価値観の共有にもつながります。

 

 

9. 「ありがとう川柳」を募集する

スタッフから「ありがとう」にまつわる川柳を募集し、朝礼で紹介するのもユニークな取り組みです。
「ありがとう 言える職場は 強いチーム」など、五・七・五で表現することで、言葉の力を再認識できます。

 

10. 「ありがとうを言う日」を決める

週に1回、「今日は“ありがとう”を意識して言う日です」と宣言するだけでも、職場の雰囲気が変わります。

朝礼でその日のテーマとして設定することで、スタッフの意識が高まり、自然な感謝の言葉が増えていきます。

 

おわりに:感謝の文化づくりは、運営改善の第一歩

「ありがとう」が飛び交う介護現場は、スタッフの定着率が高く、利用者満足度も向上しやすい傾向があります。

 

こうした文化づくりは、日々の朝礼から始めることができますが、継続と工夫が必要です。

 

「うちの職場に合った方法がわからない」「もっと効果的な取り組みを知りたい」と感じたら、介護事業所の運営改善に強い専門家に相談するのも一つの方法です。

 

弊社では、現場に寄り添ったコンサルティングを通じて、感謝と笑顔があふれる職場づくりをサポートしています。

 

ぜひお気軽にご相談ください。