【もしもシリーズ③】もしも利用者が「もう来なくていい」と言ったら?──介護サービスの“意味”と“信頼”を問い直す

■ はじめに:その一言の裏にあるもの

「もう来なくていいです」 この一言に、職員がどれだけショックを受けるか──

現場にいる方なら、きっと想像できるはずです。

 

しかし、この言葉は単なる“拒否”ではなく、サービスの“意味”や“信頼”を問い直すサインかもしれません。

本稿では、利用者の言葉の背景にある想いと、そこから見えてくる支援のあり方を考えます。

■ なぜ「来なくていい」と言われるのか?

・支援内容が本人の希望とズレている

→ 「やってほしいこと」と「やってもらっていること」が一致していない。

 

・職員との関係性に違和感がある

→ 言葉づかいや態度、距離感が“合わない”と感じている可能性。

 

・サービスの“押しつけ”になっている

→ 本人の意思確認が不十分なまま、支援が進んでしまっている。

■ 「信頼の再構築」に向けてできること

・本人の“声”を聴き直す

→ 担当者変更や支援内容の見直しを含め、本人の希望を丁寧に確認する。

 

・“関係性”を見直す機会にする

→ 担当職員だけでなく、チーム全体で関わり方を振り返る。

 

・「選ばれるサービス」への転換

→ 利用者が“受け身”ではなく、“主体的に選ぶ”サービス設計を意識する。

■ まとめ:その一言は、改善のチャンス

「もう来なくていい」は、終わりではなく“始まり”かもしれません。

その言葉の奥にある声に耳を傾けることで、サービスの質と信頼を高めるきっかけになります。